涅槃経に出てくる、釈尊の十大弟子の一人である「舎利弗」の説話を題材にした創作物語です。人ごとに個性や置かれた環境は異なります。この物語は、相手に合わせて対話することの大切さを教えています。 日蓮大聖人は「教機時国抄」で、この“舎利弗の過ち”の譬えを通して、法を弘める際、相手の機根を知っていくことが大事であると示されています。