勤行と唱題の意味が分からないまま、読誦していて良いの?
もちろん経文や、題目の意義がわかったほうが当然良いですが、それは法への確信を強めるためで、意義を知らなくても功徳はしっかりあります。
日蓮大聖人はこのように言われています。 「赤ん坊は水と火を区別できず、毒と薬の違いを知らないが、乳を口に含めば命を延ばすことができる。それと同じく、経典に通じていなくとも、一字一句でも法華経を聞いた人は仏にならないわけがない」(御書1046ページ、趣意)。
・わかりやすい譬えですね。
池田先生は、「たとえ意味が分からなくとも、御本尊への勤行・唱題の声は、すべての仏・菩薩、諸天善神のもとに届いている。そして目には見えないけれど、その人の願いを叶えるために、全宇宙が動いているんだよ」と教えてくださっています。
勤行・唱題を実践する上で大切なことは、どこまでも御本尊を信じて、妙法を唱えきっていく求道の姿勢です。そこに必ず、無量の福徳も輝いていきます。